2011年10月05日

三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船

 「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」の試写会に行ってきました。ご存知、アレクサンドル・デュマの古典小説「三銃士」をモチーフにしたSF冒険活劇です。「バイオハザード」のポール・W・S・アンダーソン監督でお約束の嫁さんもキャスティングし、随所に「バイオ...」テイストが観られます。「パイレーツ・オブ・カリビアン」と「仮面の男」を混ぜた感じですが、あまりにもストーリーが稚拙すぎて退屈でした。
 三谷幸喜脚本のNHK 連続人形活劇「新・三銃士」の方が何十倍も面白いです。こちらを映画尺に編集して3D上映した方が遥かに良いと思います。また、洋画の三銃士であればディカプリオの「仮面の男」の方がよっぽどマシです。
 もっとコメディ色を強くした方が良かったのではないかと思います。ちなみに3Dもイマイチ。
三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船

NHK 連続人形活劇「新・三銃士」
仮面の男


<ネタバレ注意>
 映画に入り込めなかった最大の理由はダルタニアンです。主役のダルタニアンが登場から鼻持ちならないガキで、最後まで成長の過程を観ることも無く、スター気取りでドヤ顔されて、どうして感情移入できるでしょうか。未熟なダルタニアンを助ける三銃士というシーンも無いので三銃士のキャラがまったく立ってないし、コンスタンスとの恋もとって付けたようで全く面白くありません。宿敵ロシフォールとの因縁も元はといえばロシフォールの服を汚したダルタニアンが悪いと思うのです。それを謝りもせず、そのことで馬を馬鹿にする程度の大人な対応をしたロシフォールに決闘を申し込むという無茶苦茶なダルタニアン。最後に馬を馬鹿にしたお前が悪いとロシフォールを殺してしまうダルタニアン。とても応援する気になれません。ちなみにミレディは助かるとは思っていましたが、そこに何の説明も捻りも無い。空中船から落ちて助かる位のご都合レベルになると観客をバカにしていると思えてなりません。

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Posted by planetia at 21:15│Comments(0)映画
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