2010年10月13日
エクスペンダブルズ
「エクスペンダブルズ」の試写会に行ってきました。会場がシネコンだったので良環境での鑑賞となったのですが肝心の映画は退屈この上ない代物でした。スタローン監督・脚本・主演を努めた映画「エクスペンダブルズ」は、平均年齢49.8才の往年アクションスターちょい悪おやじ風ダサ男たちの同窓会映画です。CGやスタントを使わない本物のアクションを64才のスタローンが頑張っているのは大したものですが、アクションが凄いかと言われれば正直、他作品に比べて見劣りしますし、何しろ脚本が悪すぎます。エクスペンダブルズのキャラクターそれぞれが魅力的でなく、戦う理由が良く判らないので応援する気持ちが全く沸きません。その為、長い戦闘シーンは白けるばかりです。おやじ軍団である必要性も背景に欲しかったです。何一つ魅力を見出せなかったこの映画ですが、広告宣伝コピーはさすがに上手いです。「最強無敵の消耗品軍団 米2週連続1位!!記録ずくめの快挙、二度と実現不可能なハリウッドの奇跡!超豪華な顔ぶれ。奇跡のスリーショット・夢の共演、本物のアクション、本物の映画を見せてやる!」...などなど。違う見方をすれば、こういった広告宣伝コピーを謳うって事は逆に「この映画つまんないよぉ〜」って言ってるようなものです。ちょい悪おやじ風にかっこつけてる彼らは、どうみても滑稽にしか見えないので、思い切ってコメディにしたらと思うほどです。(若手なら何でもないごく簡単な作戦をおやじ軍団が自分たちの威信を賭けて横取りするも失敗ばかりで自らピンチに次ぐピンチを作り必死になって悪に立ち向かう。老いには勝てんと哀愁漂わせたコメディアクション映画なんてのはどうでしょうか?)


Posted by planetia at 19:45│Comments(0)
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